陰陽の爻の位置には、中と正があります。
中は、上下八卦のそれぞれ真ん中の二爻と五爻をいいます。
初爻から上爻までを数字で数え、初、三、五爻の奇数で陽、二、四、上爻は偶数で陰としています。奇数の位に陽の爻があれば、正、陰の爻であったら、不正といいます。(図4)一般にその時の立場にあった出処進退ができているかどうか、などの判断基準になります。
多くは正は吉、不正は凶になります。中庸を重んじる易では、中にあたる二爻と五爻が正である場合は、ほとんどが吉と記されます。
火水未済と水火既済の卦を例にあげました。火水未済はすべての爻が不正です。逆に水火既済はすべてが正です。ここから、火水未済はまだ何もなっていない未完成の時をあらわし、水火既済は完成の時をあらわす卦です。
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